
アンテ・チョリッチというプレーヤーをご存知だろうか。
まだクロアチア国内でプレーしているため、日本ではあまり馴染みがないが、クロアチアの各年代の代表に選ばれ、17歳ながらU21クロアチア代表でプレー。
そして、19歳でA代表デビューし、ユーロ2016の最終メンバーにも選出されたエリートである。
そして、現地では、モドリッチ以上の才能、名門ディナモ・ザグレブの最高傑作と言われている。
今回の記事では、そんな若き天才MFについて紹介する。
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アンテ・チョリッチのプロフィール
- 本名:アンテ・チョリッチ(Ante Ćorić)
- 国籍:クロアチア
- 生年月日:1997年4月14日
- 年齢:20歳
- 所属:ディナモ・ザグレブ
- 身長:172cm
- 体重:63kg
- 利き足:右足
- 使用スパイク:ナイキ?
- 背番号:10番
アンテ・チョリッチのプレースタイルは?
チョリッチのプレーを見て、まず最初に上手いなと思うのがドリブルである。
ブラジル人選手のような派手なフェイントを使うわけではないが、優れた俊敏性、一瞬のスピード、足裏を使った巧みなターン、急激な方向転換を駆使し、2~3人をスルスルっと抜いていく。
特にフットサルのような足裏を使ったプレーが印象的である。
また、本来トップ下だが、試合の中では、ボランチまで下りてきてボールを受け、そこから、高精度なパスを長短織り交ぜて供給し、チャンスを演出する。
ピッチ全体を見渡す視野の広さとパスセンスの高さにも目を見張るものがある。
逆に今後の課題として挙げられるのが、フィジカル面、運動量、守備での貢献度だろう。
ただ、これらの課題は、今後、体が出来上がっていく中で解消していくだろうし、守備面については、今後、主要リーグへ移籍すれば、嫌でもしなければならないだろうし、これから師事する監督によって十分に改善するものと思われる。
アンテ・チョリッチのポジションはどこ?
最適なポジションはトップ下でしょう。
テクニカルなドリブルからの決定的なパスやシュートを得意としており、トップ下での起用が一番ハマるのではないだろうか。
同じくクロアチア代表で抜群のテクニックを誇るモドリッチやコバチッチと比較されることも多々あるが、タイプ的には彼らよりももう1つ前めのポジションの選手だと思われる。
試合の中では、少し下がり目に位置し、ボランチのあたりから高精度なロングパスを供給し、チャンスにつなげるシーンもあるが、現時点でのフィジカル、走力を考えるとトップ下以外での起用は難しいのではないかと思う。
アンテ・チョリッチの所属チームは?
チョリッチは現在、クロアチアの名門ディナモ・ザグレブに所属している。
ディナモ・ザグレブと言えば、キングカズこと三浦知良選手が1999年シーズンに所属していたことで、日本のサッカーファンにもよく知られている。
また、昔で言えば、ボバン、シューケル、プロシネツキ、最近で言えば、モドリッチ、コバチッチなどの数多くの有名選手を輩出していることでも知られている。
そして、現在、チョリッチは、これらの偉大なる名プレイヤーを差し置いて、ディナモザグレブの最高傑作と言われていることからも、その評価の高さがうかがえる。
ちなみに、チョリッチはユース年代からずっとディナモ・ザグレブに所属していたわけではなく、2009年、11歳のときに、より高いレベルでのプレーを求めて、オーストリアのザルツブルグ(現在は南野選手が所属)に入団している。
そして、ザルツブルグで4年間を過ごした後、クロアチアへ帰国し、ディナモ・ザグレブへ90万ユーロ(約1億2千万円)の移籍金で加入したいわゆる逆輸入プレーヤーである。
アンテ・チョリッチの移籍は?
さて、これほど才能豊かな選手を各ビッグクラブが放っておくわけもなく、チョリッチに対しても移籍のうわさが絶えない。
2016年の夏には、マンチェスター・シティやリヴァプールへの移籍話も伝えられ、特にリヴァプールについては、メディカルチェックの予定まで立てられていたが、直前で断ったとされている。
その理由については、チョリッチ自身がディナモ・ザグレブでチャンピオンズリーグに出場し、プレーしたかったためだと言われている。
また、ビッグクラブへ移籍したとしても、下位チームにレンタル移籍させられる可能性が高く、それならば、ディナモ・ザグレブでレベルアップできるように頑張りたいとも語っている。
とは言え、チョリッチの能力が本物であるならば、ビッグクラブでプレーし、活躍する姿が見られるのも時間の問題だろう。
アンテ・チョリッチのウイイレやFIFAの能力値は?
名門ディナモザグレブの最高傑作と言われているアンテ・チョリッチですが、ウイイレの能力値はどれくらいなのでしょうか?
総合値と主な能力値を調べてみると・・・
ウイイレ 2108
- 73:総合値
- 80:ボールコントロール
- 77:ドリブル
- 79:グラウンダーパス
- 75:フライパス
- 75:プレースキック
- 76:カーブ
- 77:キック力
- 77:スピード
- 79:瞬発力
- 74:ボディコントロール
- 72:スタミナ
参考:http://we2018.kouryakuki.net
ビッグクラブへの移籍も取り沙汰されているアンテ・チョリッチ。
今後の成長と活躍が楽しみな選手ですね。
FIFAの能力値も分かり次第追加していきたいと思います。
※ウイイレとFIFAの能力値などは記事執筆時の数値です。
まとめ
チョリッチはいわゆる天才肌のプレーヤーで、見ていて楽しいプレーをしてくれる。
しかし、その反面、上手いのだが怖さがないという印象である。
将来、主要リーグやビッグクラブでプレーし、成功を収めるには、相手にとってより脅威となるプレーを増やす必要があり、今後、そのようなプレーヤーに成長していけるかに注目していきたい。