
今から12年前、中田英寿も着けていたフィオレンティーナの10番を、若干二十歳の若さで手に入れた選手は、今シーズン、遂に名門ユヴェントスに加入した。
彼の名は“フェデリコ・ベルナルデスキ(Federico Bernardeschi)”愛称は“ベルナ”だ。
ベルナルデスキのファンなら、誰もが目に焼き付いて忘れられないのが、2015/16シーズンのインターナショナル・チャンピオンズ・カップだろう。
前年度のCL王者バルセロナを相手に、見事2ゴールを決め、その名を世界に轟かせた。
今回は、イタリアの10番をも担える天才、「新たなバッジョ」と呼ばれている、“フェデリコ・ベルナルデスキ”を紹介しよう。
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ベルナルデスキのプロフィール!両腕の刺青も気になる!
- 本名:フェデリコ・ベルナルデスキ(Federico Bernardeschi)
- 愛称:ベルナ
- 身長:183cm
- 体重:75kg
- 利き足:左利き
- 背番号:33(ユベントス)、29(イタリア代表)
- 使用スパイク:ナイキ マジスタ オブラ II FG
マルコ・ルイスを思わせる整った顔立ちで、スタイリッシュなプレーとファッション性が話題を呼び、女性人気も相当に高いイケメン。
両腕に入っている刺青も強烈なインパクトがある。
最近は、タトゥーを入れているサッカー選手が多いがフェデリコ・ベルナルデスキの両腕の刺青はヨーロッパで活躍するサッカー選手の中でもかなり目を引く。
どんな意味を込めて入れた刺青なのかも気になるところ。
幼少期から才能溢れるプレーで周囲を驚かし、最初にスカウトされたのは僅か7歳の時だったというベルナルデスキ。
10歳の時にフィオレンティーナの下部組織に移籍すると、その後の10年間を過ごし、セリエBのクロトーネにレンタル移籍後、20歳でフィオレンティーナにてセリエAデビューを飾った。
その僅か2か月後に足首を骨折し、約半年間を治療に当てる事となるが、無事に復帰すると、翌2015/16シーズンからは10番を与えられた。
ここからは怒涛の快進撃を見せつけ、セリエA32試合で11ゴール4アシスト、ヨーロッパリーグ8試合で2ゴール1アシストを挙げ、ベルナルデスキの名が世界中を駆け巡った。
ベルナルデスキが名門ユヴェントスに移籍
移籍金4000万ユーロ(約52億円)の5年契約という、非常に将来性を買われた契約にベルナルデスキはサインした。
当初は10番を期待されていたが、本人が33番を希望し、メーカーやファンの希望は持ち越しとなった。
しかし、ベルナルデスキもユーヴェの壁を認識しつつも、10番獲得に前向きなだけに、そう遠くない未来で、ユーヴェでも「新たなバッジョ」が実現するかもしれない。
ベルナルデスキのポジションやプレースタイルは?
トップ下、シャドー、ウィング等、アタッカーなら左右にこだわらず、どこでも出来る器用さがある。
高い得点能力と、ピンポイントで合わせられる高精度のラストパスが武器だ。
さほどスピードはないが、足元技術がしっかりしている為、ドリブルでも果敢に前に出ていく。
FKやPKを任される事からも、キック技術と精度の高さは折り紙付きだ。
ゴール前でも、僅かな糸を手繰り寄せ、創造性溢れるプレーで周囲をあっと言わせる事が出来る。
何人に囲まれても、強気な突破を図り、縦への執着力は目を見張るものがある。
ベルナルデスキの課題
ベルナルデスキのキープ力やドリブルテクニックは、確かに有効ではあるが、非常に怪我をしやすい持ち方をしていて、見ているとハラハラさせられるものがある。
バルサのイニエスタが、ベルナルデスキの真逆にいる様なテクニックの持ち主で、自分は動かず、相手を動かす事で、包囲網を突破していくスタイルだ。
わざとボールを晒す事で、相手が詰めてきたところをカウンター気味にかわしていく。
ベルナルデスキはこの逆で、相手は動かさず、自分が動く。
自分から次々とフェイントを仕掛ける事で突破を図るが、相手が吊られて態勢を崩すフェイクではないので、そのままDFの突進を受ける事が非常に多い。
もう一つ心配なのは、キックモーションが大きい事だ。
ベッカムの様に、腕でしっかりとバランスを取るキックフォームの為、精度は高いが隙が大きく、これもDFに詰め寄らせてしまう要因となっている。
特にドリブルに関しては、セットプレーを得る為という戦略的な部分もあるのかもしれないが、一度大怪我をしてしまっているだけに、プレースタイルの見直しを図ってみて欲しいところだ。
フェデリコ・ベルナルデスキのウイイレやFIFAの能力値は?
ユヴェントスに移籍し活躍が期待されるフェデリコ・ベルナルデスキですが、ウイイレやFIFAの能力値はどれくらいなのでしょうか?
総合値と主な能力値を調べてみると・・・
ウイイレ 2108
- 83:総合値
- 83:ボールコントロール
- 85:ドリブル
- 80:プレースキック
- 82:カーブ
- 83:キック力
- 83:スピード
- 85:瞬発力
- 82:スタミナ
参考:http://we2018.kouryakuki.net
オフェンスの能力値が高いですね。
FIFA 18
- 82:総合値
- 84:スピード
- 86:ドリブル
- 76:シュート
- 34:ディフェンス
- 77:パス
- 65:フィジカル
参考:https://www.easports.com
また特性が
- 逆足を極力を使わない
- 華麗な身のこなし
- ロングシューター
- テクニカルドリブラー
スペシャリティが
- ドリブラー
- アクロバット
能力として
- 攻撃意識 高い
となっています。
ユヴェントスの新たな攻撃力としての期待が、このウイイレやFIFAの数値を見ても分かりますね。
※ウイイレとFIFAの能力値などは記事執筆時の数値です。
まとめ
ベルナルデスキ本人が「今年、自分はこのユニフォームを着ることができると証明しなければいけない」と言っている様に、まずはユーヴェでワンステップ上のサッカーに、早く慣れる必要があるだろう。
スキルがハッキリしているだけに、チームが追う展開となれば、必ず出番は回ってくる筈だ。
トッティの後釜に相応しいスタイルなだけに、今季、ベルナルデスキにかかる期待はとてつもなく大きい。