
イングランドのサッカーに対する情熱は凄まじいものだ。
サッカー発祥の地としてのプライドと自負は、イングランドプレミアリーグの活況を見てみれば自ずと理解することができる。
サッカーにおけるサイドバックのポジションは、試合の趨勢を決定的にするという話は過去にした、世界的に見てもその貴重なサイドバックの人材難が聞こえて久しい感じがする。
今回ご紹介する選手はそのイングランドの期待のサイドバック、キーラン・トリッピアーである。
サッカーの母国としての威信を守り抜くだけの人材であるのかどうか、ワールドカップと共に再び世界のトップへ登りつめるチームの要となれるのであろうか、その選手評に迫る。
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キーラン・トリッピアーのプレースタイルやポジションは
先ずはプロフィールから確認しよう。
- 本名:キーラン・ジョン・トリッピアー(Kieran John Trippier)
- 国籍:イングランド
- 生年月日:1990年9月19日
- 年齢:27歳
- 所属:トットナム・ホットスパーズ
- 身長:178センチ
- 体重:71キロ
- 利き足:右足
- 使用スパイク:ナイキ
- 背番号:16
キーラン・トリッピアーのポジションは、右サイドバックを努めている。
そのアグレッシブなプレースタイルは、相手選手が無理にコンタクトしてくるのを拒むほどの迫力を備えている。
それは、イングランド選手特有のフィジカルを前面に押し出した形でのサッカーを極めた結果もたらされた物であろうか。
肩や膝などの関節がごつく太いため、オフェンスの選手が必要以上に覆いかぶさらないような感じをもった。
パスのセンスも絶妙で、各試合で頻繫に右サイドからチャンスメイクを奏でるピンポイントパスを何度も送るプレーが確認できた。
鍛え上げられた筋肉のおかげであろうかプレー中のバランスも殆ど失うことはなかった。
キーラン・トリッピアートットナムに移籍!
マンチェスターシティのアカデミーからキャリアのスタートを切ったキーラン・トリッピアーは、各年代の代表や、クラブでの活躍を重ね、一昨年の6月よりリーグの上位常連であるトットナム・ホットスパーズに加入している。
トットナムと言えば、ヨーロッパチャンピオンズリーグでの活躍や、各国代表選手をズラリと並べるイングランドの花形チームだ。
不動のサイドバックであったカイル・ウォーカーが移籍したため、加入直後にベンチを温めていたキーラン・トリッピアーにチャンスの目が回ってきた。
今シーズン開幕当初から順調に出場を重ねていたが、直前の試合で負傷してしまった、大事に至らないことを真摯に祈りたい。
キーラン・トリッピアーが描くキャリアアップへの道筋
怪我や病気でその後の選手生活を全てダメにしてしまう優秀な選手を何度目にしてきたことか。
ただでさえ激しい消耗戦を強いられるサッカーという競技において、イングランドのプレミアリーグはその傾向が顕著だ。
体の強さも超一流を目指すのであればそなえておかなくてはならない重要な要素である。
おそらく、トリッピアーの心中も自分の弱点を決然と見つめ、更なるトレーニングを模索しているはずである。
キーラン・トリッピアーのウイイレやFIFAの能力値は?
イングランド期待のサイドバック、キーラン・トリッピアーですが、ウイイレやFIFAの能力値はどれくらいなのでしょうか?
総合値と主な能力値を調べてみると・・・
ウイイレ 2108
- 78:総合値
- 85:フライパス
- 84:スタミナ
参考:http://we2018.kouryakuki.net
サイドバックに必要な能力値が高いですね。
FIFA 18
- 78:総合値
- 77:スピード
- 75:ドリブル
- 56:シュート
- 76:ディフェンス
- 77:パス
- 74:フィジカル
また特性が
- ロングスロー
- アーリークロスの名手
スペシャリティが
- クロスの名手
能力が
- 攻撃意識 高い
- 守備意識 高い
となっています。
参考:https://www.easports.com
トットナムのサイドバックでの活躍が期待されるキーラン・トリッピアー。
ウイイレやFIFAの能力値を見ても期待の大きさが分かりますね。
※ウイイレとFIFAの能力値などは記事執筆時の数値です。
まとめ
キーラン・トリッピアーに関して、怪我の話題で締めることは大変忍びないと感じるが、本人を鼓舞するためにも敢えて触れておかなければと感じた。
確かに体の骨格や筋肉を鍛えぬくと当たり負けしない強靭な体格を手に入れることが出来るかもしれないが、同意義的にしなやかさも最大限必要となるのがサッカーという競技だ。
アキレス腱をはじめとした人体のあらゆる関節が酷使される環境は、常に強く柔らかく保たれている必要がある。
キーラン・トリッピアーには、過去の失った悲しい先例を冷静に学び、心身共に壊れない選手に成長してほしいと感じる。