
ブンデス・リーガで絶対的王者として君臨し、恨みに近い羨望を集めているバイエルン・ミュンヘンです。
強いからねたまれるのは当然ですが、えげつなく選手をかき集めるやり方が恨みにつながってますね。
なにしろ、国内のライバルチームから主力選手や有望選手をバンバン引き抜いちゃう。
自チーム強化だけでなく、ライバルの弱体化も同時に成し遂げちゃうんだから、リーグに君臨して当たり前だよな。
いい加減にしたらどうだ、って声があがるの当然かも。
で、今シーズンもやってくれました。
ホッフェンハイムの躍進の原動力のひとりだった、ニクラス・ズーレを獲得してしまいました。
昨シーズン、ドルトムントからフンメルスを奪ったのに飽き足らず、返す刀でホッフェンハイムに手を伸ばしたっていう形ですね。
しかも、ホッフェンハイムからは、ズーレと同時に、キャプテンでドイツ代表のMF/セバスチャン・ルディまで獲得してます。
やっぱり、ちょっとやり過ぎな感じですよね。
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移籍金2000万ユーロ。ポジションはセンターバック
ズーレの移籍金は、2000万ユーロ(約26億円)。
ポジションは言わずと知れたセンターバックで、フンメルス、ボアテングに続いてズーレと、ドイツ代表のレギュラークラスを3枚揃えたことになります。
アンチェロッティ監督が3バックを試さないかぎり、必ず1枚、代表選手がベンチを温める超贅沢布陣のできあがりですね。
各年代の代表に選ばれ続けた超エリート
1995年、フランクフルト・アム・マイン生まれ。
彼の存在は、ずいぶん早くから注目されていました。
ドイツ代表として各年代でプレーしてます。
U-16からU-23まで、ずっと代表。
U-17欧州選手権2012に出場してますし、リオ・オリンピックの準優勝メンバーでもありました。
フル代表には、2016年8月に初選出。コンフェデレーションズカップ2017の代表メンバーにも入りました。
このあたりで、「メルテザッカーの後継者はこの人」という評判も生まれます。
クラブのキャリアはというと、ダルムシュタットユースからホッフェンハイムユースに移籍したのが2010年。
2012-13年にホッフェンハイムのトップデビューをし、2013-14シーズンからはほぼレギュラーです。
ブンデス・リーガでの初得点がバイエルン戦だったあたりに、「持ってる」感じがにじんでますね。
この頃からもう、未来のA代表だし、ビッグクラブ、メガクラブに行くのは時間の問題だと言われていました。
プレースタイルは堅守かつ高精度のフィードが特長
プレースタイルの特長は、まず、196㎝89㎏の体格で空中戦に強い上にスピードも満点な守備力。インターセプトの巧みさにも、定評があります。
そして、これがバイエルンに見染められた理由だと思うのだけど、パスがいい。精度抜群のフィードをビジバシ決めます。
ある日の試合では、パス成功率がほぼ97%に届いて、フンメルスを凌駕するフィード能力だと絶賛されました。
そして、やっぱりヘディング力。クラブでも、代表でも、セットプレー時には得点の臭いがプンプンさせてますね。
ニクラス・ズーレのFIFAやウイイレの能力値は?
移籍したバイエルンでの活躍が期待されるニクラス・ズーレですが、FIFAの能力値はどれくらいなのでしょうか?
総合値と主な能力値を調べてみると・・・
FIFA 18
- 83:総合値
- 65:スピード
- 50:ドリブル
- 41:シュート
- 83:ディフェンス
- 51:パス
- 81:フィジカル
また特性が
- 飛び込んでタックルする
スペシャリティが
- 空中戦に強い
- パワー
となっています。
参考:https://www.easports.com
2000万ユーロの移籍金でバイエルンに加入したと言われているニクラス・ズーレ。
FIFAの能力値からも期待の大きさが分かりますね。
ウイイレの能力値についても分かり次第追加していきます。
※FIFAの能力値などは記事執筆時の数値です。
まとめ
さて、ズーレまで入って、才能と能力のルツボ感が一層増した今シーズンのバイエルンですが、秋の気配が漂う頃にはすでに、不協和音が聞こえ始めてますね。
リベリーが、途中交代時に、えげつない不満の態度を見せたりしました。
ビッグクラブで、ひしめくスター選手たちのモチベーションを維持させたら天下一品と評されるアンチェロッティですが、彼の手腕をもってしてもさすがに、強烈な自我のせめぎ合いをコントロール仕切れなくなっているのかも。
集めればいいってもんじゃないかもよ、バイエルン。
集めすぎたら、いろいろたいへんなのかもよバイエルン。
ってな感じでしょうか。
まあ、大スターたちの繰り広げるイザコザを横目で見て、まだ奪取できないレギュラーを虎視眈々と狙っているズーレ君なんかのがんばりが、クラブの未来を切り開くんでしょうね。