
それにしてもヨーロッパを見渡すと、素晴らしい人材が溢れているものだ。
サッカー人気は世界中を過熱させる素晴らしいスポーツ文化だが、日本と比べるとその人材の集まりは雲泥の差を痛感させられる。
今回ご紹介するのは、若干20歳のポルトガル人で、将来のポルトガルを背負って立つと言われているルベン・ネヴェスである。
ポルトガルと言えば、世界的なスパースターであるクリスティアーノ・ロナウドを輩出したヨーロッパの古豪国だ。
伝統と格式を継承する重圧と責務は、凡人では計り知れないものがあるはずだ。
プライドを保ち、輝かしい功績を守り受け継ぐだけの資質と素養を兼ね備えているのかどうか、その人物像にフォーカスする。
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ルベン・ネヴェスのプレースタイルやポジションは
日本ではまだあまり知られていないルベン・ネヴェス。
日本語での記載もルベン・ネービスやルベン・ネビスとなっていることもあるようだが、先ずはプロフィールから確認してみよう。
- 本名:ルベン・ネヴェス(Ruben Neves)
- 国籍:ポルトガル
- 生年月日:1997年3月13日
- 年齢:20歳
- 所属:ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ
- 身長:180センチ
- 体重:不明
- 利き足:右足
- 使用スパイク:ナイキ
- 背番号:6
ルベン・ネヴェスのポジションはセンターハーフの位置から攻撃面に準じたポジションを主に担当しているようである。
まさに攻守の要、バランスを絶妙に保つ、試合全体を束ねる的確な判断を求められるポジションに位置している。
その抜け目のないプレースタイルは、チャンスが訪れれば前線に打って出て、ピンポイントで致命的なキラーパスを供給し、決定機を演出する。
かたや、自陣にピンチが訪れれば、体を張った守備や天性のボールチェイシング能力で危機を回避する。
こんな完成された選手がまだ20歳ということに驚愕の思いがした。
サイトを確認したが、なるほど攻撃的なミッドフィルダータイプであることがよくわかった、一部の意見で同じポルトガル代表であったジョアン・モウティーニョに似ているとするコメントもあるようだが、個人的にはもう一回りスケールが大きいような気がする。
ルベン・ネヴェスの移籍に関して
ユースからのキャリアーをカウントすると、12シーズンもの間ポルトガルの名門クラブ、FCポルトに在籍したネビスにとってはその天性のサッカー感覚を磨くにはうってつけの環境であったようである。
この選手の試合を束ねる感覚は、見ているサッカーフリークを釘付けにする不思議な魅力を持っている。
そんな素晴らしいポルトガルの至宝と呼ばれている選手をイングランドの二部クラブ、ウォルバー・ハンプトンという少し聞きなれないマイナーなチームが獲得したことが発表された。
獲得金額は若干信憑性に欠けるが、およそ19億円の移籍金だそうである。
数々のビッククラブや、有名クラブが獲得の意志を表明していた中で、まさかの展開である。
これは推測の域をでない藪蛇談であるかもしれないが、おそらく、ネビスにとってはビッククラブや有名クラブでの不安定なポジションよりも、チームにおける確実な存在位置を確保したいとする現実的なスキルアップの選択をした結果がこのような進路になったのでは?と思われるが如何であろうか。
ルベン・ネヴェスのFIFAやウイイレの能力値は?
将来のポルトガルを背負って立つと言われているルベン・ネヴェスですが、FIFAやウイイレの能力値はどれくらいなのでしょうか?
総合値と主な能力値を調べてみると・・・
ウイイレ 2108
- 75:総合値
- 71:オフェンスセンス
- 72:ボールコントロール
- 74:グラウンダーパス
- 77:フライパス
- 79:プレースキック
- 74:カーブ
- 70:ディフェンスセンス
- 71:ボール奪取
- 80:キック力
- 71:スピード
- 73:瞬発力
- 71:ボディコントロール
- 70:フィジカルコンタクト
- 72:ジャンプ
- 74:スタミナ
<cite>参考:http://we2018.kouryakuki.net</cite>
オフェンス、ディフェンスとも全体に能力値が高いですね。
FIFA 18
- 77:総合値
- 66:スピード
- 73:ドリブル
- 68:シュート
- 72:ディフェンス
- 78:パス
- 71:フィジカル
また特性が
- ロングパスの名手
- プレイメーカー
となっています。
参考:https://www.easports.com
およそ19億円の移籍金でウォルバー・ハンプトンに加入したと言われているルベン・ネヴェス。
ウイイレやFIFAの能力値を見ても期待の大きさが分かりますね。
※ウイイレとFIFAの能力値などは記事執筆時の数値です。
まとめ
試合のダイジェストを何度も確認したが、なるほど、ウーン、と唸ってしまうようなパスセンスを随所に見せている。
ポルトガルのジョアン・モウティーニョを彷彿云々とあったが、なぜかイングランドの世界的スーパースター、デイビット・ベッカムを思い出してしまう。
彼の蹴ったボールが芸術的な美しい放物線をかいてピンポイントに味方に渡る場面をみると、そのかって華やかであったベッカムの雄姿と被って感じてしまうのは私だけであろうか?
彼がイングランドのマイナーなチームに加入したことはマーケットに大きな驚きをもたらしたが、クレバーなネビスのことであろう更なるステップアップを密かに思い描いているかもしれない。
いずれにしても20歳のルーキーである、来年のワールドカップ欧州予選においてもスイスの後を追っているポルトガルであるが、残り二試合を無事に勝利し、ネビスのようなセンス溢れる若々しいプレーを誰もが見たいと望んでいることは、ポルトガルだけではなくサッカーを愛する人達の願いでもあると代弁したい気持ちである。